2005年10月28日

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トーク・トゥー・ハー 『トーク・トゥ・ハー

前作「オール・アバウト・マイ・マザー」ペドロ・アルモドバル監督の衝撃作。

ストーリーは複雑な状況だけでなく、ラストも複雑。でも決してみんながハッピーになれないからこそ、話の流れに無理がないように思った(奇跡があっても)。

屈折した主人公(看護士のベニグノ)の愛は、ピュア。
ストーカー的な状況を取り払うことができれば、という条件つきだが、多くの女性は一度はこんな風に愛されてみたいのでは。(勿論、その愛に応えるかは別として・・・)

アタシがこの映画をオススメな理由は、登場人物の相関図。
矢印の向きよりも、その太さ(愛情の深さ)の方がストーリーのキーになっている。

それから、バレリーナのアリシア役のレオノール・ワトリングがかわいい!
ああ、「死ぬまでにしたい10のこと」にも出てるんだ。ペドロ・アルモドバルつながり、なるほど。
スペインでバンド・デビューもしているらしい。

あらすじ
同じ病院のベッドに横たわる2人の女性。1人は若くて美しい女性アリシア。彼女は4年前に交通事故に遭い、以来昏睡状態に陥ったまま一度も目覚めることはない。そんな彼女を看護士のベニグノは世話し続けるとともに、決して応えてくれることのない相手に向かって毎日語り続ける毎日。もう一人の患者は、女闘牛士のリディア。競技中の事故で昏睡状態に陥ってまま。彼女の恋人マルコは突然の事故に動転し悲嘆にくれていた。そんなベニグノとマルコは言葉を交わすようになり、互いの境遇を語り合う中で次第に友情を深めていくのだが…。

2002年作/スペイン映画
2002年アカデミー脚本賞、ゴールデン・グローブ外国語映画賞受賞
監督・脚本 :ペドロ・アルモドバル
出演 : ハヴィエル・カマラ、 ダリオ・グランディネッティ、 レオノール・ワトリング、 ロサリオ・フローレス


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Posted by 中上サン at 00:01│Comments(10)TrackBack(7)-オススメ-:映画

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ペドロ・アルモドバル監督の『トーク・トゥ・ハー』【コメディ大好き!へっぽこ日記】at 2005年10月28日 08:31
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トーク・トゥ・ハー【cine-futuro】at 2005年10月31日 13:15
僕にとってのこの作品の見所はコミュニケーションについてだ。 とりわけ、「伝える」「伝わる」といった問題を扱っているように思う。 主人公のマルコは闘牛士の女性と付き合っていたのだが、その女性は 植物状態になってしまう。 彼女はその直前、前に関係のあった男....
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「トーク・トゥ・ハー」   ★ややネタバレあり★ ? 2002/スペイン 監督・脚本:ペドロ・アルモドバル  出演:ハヴィエル・カマラ(ベニグノ)、 ダリオ・グランディネッティ(マルコ)    レオノール・ワトリング(アリシア)、ロサリオ・フローレス(リデ...
「トーク・トゥ・ハー」【月影の舞】at 2005年11月08日 14:31
【この記事へのコメント】
こんにちは。カキコミ&TBありがとうございました。
矢印の話、なるほどと思いました。
私もTBさせてくださいね。
Posted by 月下くるる at 2005年10月28日 08:29
>月下くるる さん
コメントありがとうございました。是非TBもお願いします。
この監督のように、はっきりと形にできない“人のキモチ”をテーマにした作品の方が、アタシは好きな気がします。
Posted by Author:中上 at 2005年10月28日 12:40
TB、ありがとうございます。
「肯定的映画評論室」のきのこスパです。
実はこの度、もろもろの事情から引越しすることになりました。

ブログ引越し先のアドレスは、以下の通りです。
肯定的映画評論室・新館
http://blog.goo.ne.jp/toraneko7kinokosupa
これまで同様、「肯定的映画評論室・新館」をどうぞ宜しくお願いします。

最後に、この『トーク・トゥー・ハー』について。
この映画は言葉で上手く言えないけど
「生命の神秘性」、「愛の無限の可能性」について‥
観終わった後にいろいろ考えさせられました。
印象度では、ここ数年に観た映画では一番かも。
ただ、ワイフもこの映画を観たのですが、
ワイフは主人公のレイプまがいの行為がダメで、
映画自体を受け入れらなかったみたいです。

それでは。またお邪魔します。
Posted by きのこスパ at 2005年10月28日 16:41
>きのこスパさん
新ブログサイトの方にTBさせていただきました。また遊びに行きますね。

それから、この映画に関する批評は、深いところをテーマに批評されていて、アタシはアップした後にいろいろ考えさせられました。
奥様の気持ちも同じ女性として、強く共感します。

ただ、誤ってしまったかどうかだけで語れないベニグノのピュアな気持ちを少しだけ触れてあげたいな、とアタシは思ったりもしました。
Posted by Author:中上 at 2005年10月28日 21:20
TB、書き込みありがとうございました。
こちらもTBさせていただきますね。
映画館で観た後、
家に持ち帰って考える映画というのが私は好きで、
それで言うと、このトーク・トゥ・ハーはかなり長い期間、
気にかかる作品でした。

また、お邪魔しに来ますね。
Posted by ミク at 2005年10月31日 13:34
>ミクさん
アタシもこの映画、しばらく心に残りました。
こんなに深い映画だと観るまで思いもしませんでした。ただ予告篇の印象はしっかり残ってました。
アタシもまた遊びに行きます。
Posted by Author:中上 at 2005年10月31日 23:50
TBどうもありがとうございます。
少し遅くなりましたが、こちらからも
TBさせていただきました。
Posted by theo at 2005年11月04日 00:42
>theoさん
TBありがとうございました!
Posted by Author:中上 at 2005年11月04日 22:37
コメントありがとうございました。
確かに こんな愛もあるんだよという
提示ではありますね。
感動させようとか、この愛がいいのだとい
押し付けるところはなく、独自の見せ方
をしてますよね。

偏愛だけどこんなにまっぐに愛されたい、
愛したいと思うのは同感です。
こういう作品はいろいろと考えさせられて
いいですね。
Posted by ユカリーヌ(月影の舞) at 2005年11月09日 17:13
>ユカリーヌ(月影の舞)さん
偏愛テーマ、なるほど。
それでいろいろ探してみようかな、と・・・。
Posted by 中上 at 2005年11月09日 23:06