2005年12月25日

ワイン>シロ・パチェンティの「ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2002」

SIRO PACENTI拡大

 今年のイヴは自宅で2人、ゆっくりとワインを飲んだ。美味しい。
 イタリアはトスカーナ州のもの。

 『2002 ROSSO di Montalcino / Siro Pacenti
     ロッソ・ディ・モンタルチーノ / シロ・パチェンティ』
Brunello di Montalcinoブルネロ・ディ・モンタルチーノというワインの短期熟成版のワイン。
ロッソはブルネロに比べ飲み頃も早く、1年で出荷できるのだそうだ。

ブルネロ・ディ・モンタルチーノとの違いは・・・
1年目は区別はせず、樽熟成の結果をみて良い樽の方をもう一年の樽熟成を行いブルネロとなる。
上記画像の生産者のシロ・パチェンティは20hの畑を所有しており、そのうちの1/3だけブドウをセレクトし、残りの2/3は売却してしまう。
つまり1/3のブドウでブルネロとロッソの2種類のワインが作られるのですね。

因みに、ロッソ・ディ・モンタルチーノとは、「モンタルチーノの赤ワイン」という意味だが、
ブルネロ・ディ・モンタルチーノは、「モンタルチーノの暗褐色したワイン」になる。
時が経つとワインの色がだんだん濃くなってくるためBruno(暗褐色の、という意味)からつけた名前なのだそう。

さて、ロッソ・ディ・モンタルチーノのお味は・・・
抜栓してすぐは香りはいい感じ。でもまだ開かない。
なので、2時間くらいかけてゆっくりと飲んだ。
濃いけど果実実がバランスよく、酸味が強かったり、渋みが強すぎたりといった偏りは感じなかった。
2002だからか、オリもなかったです。

バランス良くストレートに美味しいと言えるワインを飲みたい方に、オススメ。

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Posted by 中上サン at 23:25│Comments(4)TrackBack(0)-のみもの-:酒

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【この記事へのコメント】
こんにちは。TBありがとうございます。シロ・パチェンティのロッソは、他の造り手のブルネッロと比較が可能なほど、完成度が高いですね。僕も、2002を飲んでいます。難しいヴィンテージだったことを、まったく感じさせない、酸味と骨格の確かさに脱帽しました。イル・コッレは、スタイルは、がらりと違って、果実の濃さではなく、バランスと滋味で勝負するようなワインでした。やはり、時間をかけて飲みたいワインです。
Posted by COMESTAI at 2005年12月26日 01:20
>COMESTAIさん
コメントありがとうございました。

TBさせていただいたのは、他の造り手のロッソ・ディ・モンタルチーノでしたが、COMESTAIさんもアタシと同じ02年のシロ・パチェンティのロッソを飲まれているのですね。

アタシは詳しくないのですが、
もともと02年は、“酸とタンニンの極端な欠落によるバランスの悪さ”が目立った年だったのですね。
そんな中、私の飲んだこの年のシロ・パチェンティのロッソ、完成度を改めて実感しました。
自分はまだまだですが、このように背景を知ることでワインをより楽しんでいきたいと思います。
Posted by Author:中上 at 2005年12月26日 01:45
こんばんは。中上さんはワインも嗜まれるのですね。
私もワインは以前、公私共に関わっていて以前はかなり飲んでいたのですが、最近は年齢と共に(笑)香りを楽しむ程度になりました。でもでも今回、中上さんのお飲みになったシロ・パチェンティのロッソには強烈に惹かれます!私はフランスのシャトーもの等はセパージュ等が複雑でイマイチ解らず、プラオベートでは手頃な南半球系を狙ってましたが。また中上さんのお薦めワイン特集...なんて期待してます!
Posted by さるべ at 2005年12月27日 00:36
>さるべさん
こんばんは。
ワインは好きですが、セパージュ&ウンチクは無理っ!笑
試飲会に行ったことあるのですが、ブラインドテイスティングなんかハズレっぱなしでしたよ。
これは、そんなアタシにとって、美味しいといえる1本だったのです。

特集を出せるわけでは決してないですが、なるべく安くて個人的にオススメしたいワインを掲載していければ、と思っています。

さるべさんも、オススメ是非教えてくださいね。
Posted by Author:中上 at 2005年12月27日 02:05