2006年12月26日

ウォッシュタイプのチーズについて

いつもアクセスいただいているhama-windさんから、
昨日の記事エポワスについて質問をいただきました。
ウォッシュタイプのチーズとは、表面の皮部分を塩水やお酒で“洗って熟成”させて作られている。
そうすることで、風味や香りが強く、味わい深いチーズが生まれるのだそう。

塩水で洗うタイプがスタンダード。
そのほかブランデーなどで洗うタイプがある。

オススメは、塩水では、マンステール、
お酒で洗ったタイプでは、エポワスや、ラミ・ドゥ・シャンベルタン。

エポワスや、ラミ・ドゥ・シャンベルタンは、
それらのチーズを洗うためのお酒(カルヴァドスやマール酒)と一緒に食される方も多い。

アタシが購入するのは、横浜ルミネの「成城石井」。
価格がデパ地下などのチーズコーナーよりかなり手ごろに入手できる。
(同じチーズでも酪農家が作るのと、工場製とあり価格が違うものがあるが、
 同じ工場製でも買う場所によって倍以上の価格差があるので注意)

以前は、西口のダイヤモンド地下街に専門店の「チーズ王国」があったのだが、
今は閉店してしまったので、もっぱら成城石井。

その他、渋谷の東横のフードショー「フェルミエ」は管理がしっかりしていてオススメ。

また成城石井のようなオープンケースで売られているチーズは、
必ず丸い木製ケースの蓋を開けて状態をチェック。
ウォッシュの場合は、表面の皮がシットリしていたら熟成が進んでいて食べごろ。
まだ乾燥気味に見える場合は、少し早いので食べる分だけカットし、
室温に30分ほど出しておくと中がトロッと溶けて美味しくなる。

その他のチーズについて...
ブルーチーズの場合は、無縁バターやジャムと一緒にパンにつけて食べると食べやすくなる。

その他のタイプは、フレッシュ、シェーブル(山羊の乳で作られ春夏が旬)、
ハード、セミハード、白カビ、青カビなど。
また素材も、牛乳、山羊の乳、羊の乳とあるので、種類は豊富だ。

でもワインよりもわかりやすい分、自分の好みは見つけやすいと思う。

少しずつ自分で購入して好みのチーズを探していくのも、
フレンチレストランやワインバーを利用し、
説明してもらいながら数種類を試すのも楽しいと思いますので、
興味があれば、是非チャレンジしてみては。
Posted by 中上サン at 00:51│Comments(4)TrackBack(0)-たべもの-:そのほか

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【この記事へのコメント】
なるほど…解説ありがとうございます。
まずは成城石井に行ってみて、オススメを少し買ってみますね!
ビールよりワインが合いそうですよね…?
Posted by hama-wind at 2006年12月27日 21:37
>hama-windさん
折角コメントいただいてたのに、遅くなってすみません。
チーズの風味(香りと味)の強さは、
ウォッシュ>青カビ>白カビ>シェーブル>ハード&セミハード>フレッシュ
の順とお考えいただいた方がよいかと思います。

なので、始めは白カビあたりから選んでみることをオススメします。
白カビの代表は、カマンベール(モチロン本物のフランス産)や、ブリーというのが有名です。
ブリーは、厳密にいうと、ブリー・ド・モーと、ブリー・ド・ムラン(小ぶりで塩辛い)という2種類ありますが、ブリーとだけ書かれている場合は大抵、“モー”です。
ブリーチーズはもともと、ホール自体が大きいチーズなのでカット売りされています。
真っ白より、やや黄色がかっていると熟成が進んでいます。

組み合わせのお酒は、マリアージュ(フランス語で結婚)というくらい、深いんですよ。
それは、難しい知識とかではなく、要は自分の味好み探しの旅ということの表現なのだと自分的には受け取っています。

いずれにしても初めての場合は、白カビチーズと白ワインやスパークリングワインなどからトライされるのがいいかもしれません。
一方、ウォッシュタイプのチーズは、白ワインより赤ワインとの相性の方が良いように思います。
チーズやワインの世界は小宇宙なのです。
あくまで個人的な意見なので参考程度にしていただいて、見た目や香り、試食などからお好みを見つけていただくのが一番ですよ。
Posted by Author:中上 at 2006年12月29日 18:23
わっ、風味の強さがブルーチーズ以上とは…あわてて買いに走らなくてよかったかもしれません。ありがとうございます…!
白カビと白ワインの組み合わせから始めることにしますね〜(笑)
Posted by hama-wind at 2006年12月30日 20:12
>hama-windさん
よかった〜。
もし、いきなりウォッシュを食べようとして、チーズ嫌いになってしまったら申し訳ないと焦ってしまいました...。
チーズは年中食べられますので、慌てず何かの機会に思い出したら、是非。笑
Posted by Author:中上 at 2006年12月31日 01:16