2007年02月16日

映画>サマリア

サマリア
 『サマリア

 咳のせいで、しばらく映画館にも
 足を運べなかったので、自宅でDVD鑑賞。

 本作、キム・ギドク監督にしては、
 大勢の方に観てもらえるように意識したのかな、と思った。

 映像が、痛くないです。
ストーリーは、3部構成。
 ・主人公と、親友
 ・主人公
 ・主人公と、父
主人公の視点を介さずに、親友や父それぞれの心が独立、
“1人”の気持ちとしてきちんと表現できている。

キム・ギドク独特の映像表現は、毒のある痛さがウリのひとつになっている。
−この痛みを抱いて生きる−
映画のコピーでもこんな表現がされているけど、映像自体は痛くない。
その代わり、もうひとつのウリでもある「芸術的な構図」が意識されている。

いわゆる韓流映画が好きでない方や、キム・ギドク作品に抵抗がある方に、敢えてオススメ。

実際、撮影期間は約10日間程度と短かったようだ。
でも、脚本や編集がしっかりしているから、妥当な期間だったのだろうな。
彼の昔の作品には2日間で撮影したものもあったようなので、
とてもスピーディーに作られる人なのだろう。

あらすじ
ヨジンは警察官の父と二人暮らしの高校生。
彼女の親友のチェヨンは援助交際をしている。
ヨジンはそれを嫌いながらも、心配で見張り役として行動をともにしている。
そんな矢先、ヨジンが目を離している間に、ホテルに警官の取締りが…
その手から逃れようとチェヨンは窓から飛び降りてしまう。
いつもどおりの笑顔を浮かべたままチェヨンは死んだ。

ヨジンはひとつの重大な決心をする。
「チェヨン、あなたの罪滅ぼしのためにお金を返してあげる」
そして、チェヨンの客に自らの身を捧げ、お金を返していく。
そんな中、父は偶然目撃してしまい、追跡した末に・・・

2004年作/韓国映画
2004年 第54回ベルリン国際映画祭/最優秀監督賞(銀熊賞)受賞
監督・脚本 : キム・ギドク
出演 : イ・オル、クァク・チミン、ソ・ミンジョン


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サマリア> 公式サイト
Posted by 中上サン at 00:37│Comments(2)TrackBack(0)-オススメ-:映画

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【この記事へのコメント】
韓流ってどうもなじめなくて、食わず嫌いしています(笑)
おばちゃん達のヨン様熱の反作用だと思います。
実際どうなのか試してみるべきでしょうか…?

あ、例の横浜のフォトコン、最終日の今日にやっと提出しました。ま…結果は期待しないでくださいね〜!
Posted by hama-wind at 2007年02月17日 00:05
>hama-windさん

アタシもいわゆる韓流、苦手なのですが、これはきっと違いますよ。笑
米国にも日本にもやっぱり苦手な系統は存在するのに、“韓流”って国ごとまとめてしまうのはちょっと偏見なのかも...、と近頃では反省しているんですよ。
でも、この監督作品は明るい映画ではないので、そういう映画に興味があったら、是非。

フォトコン、参加されたのですね!
少しでも多くの人に見てもらえる場だと思うので、
自分のことではないですが、なんだかうれしいです!
Posted by Author:中上 at 2007年02月19日 00:12