2007年04月20日

映画>エレファント

 『エレファント

 この映画は、1999年に実際に起こった米国コロラド州の
 コロンバイン高校銃乱射事件を題材にしている。

 先日、同じ米国で起こったバージニア工科大学の銃乱射事件を知って
 この映画を思い出してしまった。
この映画のキャッチコピーは、
「キスも知らない17歳が、銃の撃ち方は知っている」
銃社会に身をおいていないアタシは、キスと銃を比べようがない。
でも、銃社会を正当化したくないので、これが“平和ボケの証”とは思っていない。

実は、今までこの映画を記事に取り上げようと思っていなかった。

観た当時、一体なにを伝えたかったのか、
答えがなにひとつ見い出せなかった。
とにかく、ラストまで見た後のなんともいえない喪失感が、
虚無感のようでいやだったのだ。

でも、多分、そんな風に避けていた自分が
先日のバージニア工科大学の事件の、
まだ銃声の鳴り響くニュース映像を観たときに、思ったのだ。

あの映画をもう一度観よう。
そして、事件そのものを想像させるような作品を描いただけと
嫌悪感を抱いてしまうのではなく、今後の社会にこれ以上のゆがみを
作らないように、なにか考えてみよう、と。

先日、時を同じくして日本でも、愛する家族の目の前で、
長崎市長が銃撃されて帰らぬ人になってしまった...。
銃社会であるはずのない日本でも、銃が存在するのだ。
これからも、銃犯罪は起こる可能性がある。
確立論を述べてはいけない。
日本でも、アメリカでもたった1%でも、あってはいけない犯罪なのだ。

たった1人ではなにも出来ないけれど、1人1人の考えが強い力となることを、
こういった犯罪防止に役立てたら、と思う今日この頃です。

また、同じ事件を題材にし比較されることも多いマイケル・ムーア監督の
ドキュメンタリー映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』があるけど、
アタシは敢えて『エレファント』を観てもらいたいと思って取り上げました。

あらすじ
オレゴン州ポートランド郊外のワット高校。
ある初秋の朝、高校に通う生徒たちそれぞれの、いつもの1日が始まる。
そう、いつもと同じ1日だと思ってた。

2003年作/アメリカ 映画
2003年 第56回カンヌ国際映画祭/パルム・ドール(最高賞)受賞、監督賞受賞
監督・脚本 : ガス・ヴァン・サント
製作総指揮 : ダイアン・キートン
出演 : ジョン・ロビンソン、アレックス・フロスト、エリック・デューレン


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Posted by 中上サン at 00:27│Comments(2)TrackBack(0)-オススメ-:映画

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【この記事へのコメント】
コロンバイン高校の銃撃事件て、かすかに憶えてます。
それが映画になっていたんですね…。
「キスも知らない17歳が、銃の撃ち方は知っている」ですか…。凶器の凶器たる所以ですね…!
銃社会の矛盾点をよくわかってるアメリカ、だけど防ぐすべを持たないアメリカ…だんだん身近なものになってきてしまってますね。
今日も町田でまた…。
Posted by hama-wind at 2007年04月20日 23:20
>hama-wind さん
そう、この映画、たしかに日本ではあまり知られてないのです。
でも、カンヌ映画祭で史上初の作品最高賞と、監督賞をWで受賞している作品なんですよ。

来週からいよいよロードショウの「バベル」が公開されますね。
この映画はモロッコに旅行中の米国人夫妻が、地元人から銃で撃たれてしまうのですが、その銃は日本人が所有者だった・・・というあらすじです。
こういう話の中で日本人が出てくると、日本の観客も銃に対する考え方が希薄になっていかないか、少し心配になったりします。

今日も町田で事件ありましたね...。
もう、身近に存在しているのですね。

ちょっと重い話ですみません。。。
Posted by Author:中上 at 2007年04月21日 00:27