2007年05月03日

バベル、観た

 『バベル
 先日、川崎チネチッタで観た。

 この作品は、前年のアカデミー作品賞をノミネートした
 「クラッシュ」と群像劇のせいか、似てる。
 特に、「人々の、コミュニケーションとディスコミュニケーション」
 という同じテーマだかもしれない。
この作品は、ディスコミュニケーションは差別を生み出すということがよくわかる。
先進国に暮らす人々と、そうでない国の人々。
健常な人々と、ハンデキャップのある人々。
それぞれの風習や常識がディスコミュの起因となり、差別に発展することもあるのかもしれない。

感動作ではないけれど、心に何かを残す、そんな映画。
混沌とした時代にピッタリなので、オススメ。

この監督の作品では、以前「21グラム」も観てたけど、あまり印象には残っていなかった。
「アモーレス・ペロス」はチェックしなきゃ...。
米国人夫妻の子役のエル・ファニングは、あのダコタ・ファニングの妹だそう。

あらすじ
舞台は、モロッコ、メキシコ、アメリカ、そして日本。
モロッコを旅する米国人夫婦(ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット)。
その妻が現地の羊の番をしている少年に銃で打たれてしまう。
テロの仕業か、と情報は錯綜し病院への搬送もされないまま、小さな村で応急手当てを受けるだけ。
一体いつ、助けがくるのか・・・。
一方、その夫婦の子供を預かるメキシコ人の乳母は、数日後に母国で息子の結婚式を控えていた。
子供を置いていくわけにもいかず、困惑し・・・。
そして、銃撃に使われた銃の所有者は日本人(役所公司)だった。
この男は多感な時期の聾(ろう)の娘(菊地凛子)とのかかわり方に困惑していた。
これらの、まったくつながりのない人々が、一発の銃弾で結ばれる・・・。

2006年作/アメリカ 映画
2006年 第59回カンヌ国際映画祭/最優秀監督賞受賞
2006年 第64回ゴールデングローブ賞/作品賞受賞、最多6部門7ノミネート
2007年 第79回アカデミー賞/作曲賞受賞、6部門7ノミネート
監督 : アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
脚本 : ギジェルモ・アリアガ
出演 : ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、菊地凛子、役所公司、
    ガエル・ガルシア・ベルナル、アドリアナ・バラッザ、エル・ファニング


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Posted by 中上サン at 01:38│Comments(2)TrackBack(0)-オススメ-:映画

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【この記事へのコメント】
これは…社会生活における永遠のテーマの一つかもしれませんね。
コミュニケーションの手段さえあれば避けられる争いが、どんどん加速度的に進行してしまうのはよくある話ですので…。
結局、言語という頼りないツールにすがるしかない人類の弱点なんだと思います。
道具の発明の前にテレパシーでも発達していれば、こんなことはなかったろうに…とは、またSF話になってしまいますけれど(笑)
Posted by hama-wind at 2007年05月03日 23:01
>hama-windさん

> 言語という頼りないツールにすがるしかない人類の弱点
同感です。
まさに“バベルの塔”からタイトル付けされたこの映画の中で表現されてました。
この作品は、カオスな問題をとてもうまく表現されているなぁ、と思いながら観ました。

ところで、腰は大丈夫ですか?
Posted by Author:中上 at 2007年05月04日 01:38